目黒のマンションリノベ

目黒のマンションリノベ

ソファの中身 読む 目黒のマンションリノベ 1 分

40㎡小さな部屋


部屋が小さくて全く困らなかった。

仕事も遊びも忙しかった30代前半に、目黒にとても小さなマンションを格安で買った。元々ピアノ教室だったというその部屋は特別なことは一つもなく、ごく普通の和室と洋室が混じるよくある空間だった。格安だったのはなんでだったんだろう。

20代に住んでいた東山の戸建てを手放して、減築的にかなり小さくなる引っ越しをたわけだけど、自分らしくリノベをした。

小さい方と工事費が少ない

そもそも使える床面積がとても小さいので、間仕切りは不要と考えてバスルーム以外は全てオープンの1部屋とした。そのおかげで大工さん仕事が少なくなり、リノベで一番かかる間仕切りと建具の費用が大幅に減った。もちろん、雰囲気や個性があまり出ない作り付け収納などは皆無。収納が足りなければ断捨離すればよいし、引っ越しに持っていける家具を足せば良い。幸い、僕は家具屋さん。


リノベを大きく2つに分けた。

「空間」と「家具」

仮に部屋のプランを上下逆さにしたとき、落ちてこないものは「空間」であり、落ちてしまうものが「家具」です。工事に関わるものは建物に帰属するため取り外したり持ち出したりは容易にはできません。一方、いわゆる工事に関わらない「置き家具」は、自由に動かしたり引っ越し先へ持っていったりできます。引越しが多かった僕は、その後に使えるものに費用をかけるのがベストだと思った。

そんな考えでデザインした小さな空間。コストも暮らし方もはっきりしていたので、とっても暮らしやすかったな。




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